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陰陽五行論と精油で健康で楽しい毎日へ②【アロマテラピーと陰陽五行論の関係】

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前回その①では、基礎となる陰陽論、五行論の詳しい説明と、そのふたつが結びついた陰陽五行論について解説していきました。

 

二回目となる今回は、そこからアロマテラピー、精油の深い関係について深く掘り下げてみたいと思います。

 

精油を五行に分類する説明や、その使い方を知ることで、毎日が充実して健康的に過ごせることとなるでしょう。

 

セルフケアに役立ててみてくださいね。

 

 

 

 

精油の陰陽五行分類と性質・効果

地球上には様々な植物が生息しますが、そこからの恵みのエッセンスである精油・エッセンシャルオイルは実にたくさんの種類があります。

 

例えば、陰の気が多すぎると冷えやすくなったり、逆に陽の気が多すぎると、怒りやストレス、不眠の症状につながったりします。

 

そんなバランスの不調を整える時に精油を用い、自然の力にサポートしてもらうというのが、陰陽五行論の観点から見るアロマテラピーなのです。

 

では、陰陽と五行の観点や性質からの精油の分類を、性質と効能別に、ご紹介していきます。

※医薬品ではないので、効果にも個人差があり、あくまでもサポートとしての効果でお使いください。

 

フォトAnshu AonUnsplash

【陰陽】

陰の性質を持つ精油には、鎮静やリラックスする効果があり、上昇しすぎた思考、火照った心身を落ち着かせる役割を持ちます。

 

性質→落ち着く・冷やす・鎮静・安定・リラックスなど

 

<カモミール精油、ラベンダー精油、ジャスミン精油、パチュリー精油 etc…>

 

用の性質を持つ精油には、前向きにポジティブにさせてくれたり、温め元気を与えてくれる役割を持ちます。

 

性質→活動的・活性・ポジティブ・元気に・温める など

 

<グレープフルーツ精油、ローレル精油、ジュニパー精油、オレンジスウィート精油 etc…>

 

Photo by Davies Designs Studio on Unsplash

【五行】

性質→春を象徴する”木”は、東洋医学では『胆嚢・肝臓』、『怒』をあらわします。

デトックスや、自律神経の乱れや、目の周りの不調、ストレスを受けやすいタイプに。

 

<グレープフルーツ精油、マンダリン精油、ベルガモット精油、ペパーミント精油 etc…>

性質→夏を象徴する”火”は、『心臓・小腸』、『喜び・興奮』をあらわします。

心を落ち着かせる作用があり、めまいやエネルギー過多、ふらつきに。

 

<イランイラン精油、ローズ・アブソリュート精油、ローズマリー精油 etc…>

 

性質→季節の変わり目を象徴する”土”は、『脾臓・胃』、『思』をあらわします。

この精油のグループは、疲れやすい思考や、胃腸の調子を整えやすくします。

 

<パチュリ精油、フランキンセンス精油、クラリセージ精油、ゼラニウム精油 etc…>

 

性質→秋を象徴する”金”は、『肺・大腸』、『悲・憂』をあらわします。

心身のバリア機能を高め、皮膚がデリケートで呼吸器系の不調などに。

 

<ユーカリ・グロブルス精油、ティートゥリー精油、サイプレス精油 etc…>

 

性質→冬を象徴する”水”は、『腎臓・膀胱』、『恐・驚』をあらわします。

エネルギーを高め、代謝の流れを促します。元気や活力にもつながります。

 

<ジュニパー精油、ゼラニウム精油、シダーウッド・アトラス精油 etc…>

 

精油ってどう使うの?

ここまで効能や性質をみていきましたが、生活にもとりいれられる簡単な使い方をご紹介していきます。

 

https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=4004908“>Pixabay</a>からの画像

 

1:ミストでしゅっと手軽に香りを

お手持ちの空スプレーに精製水をいれ、精油を10滴ほどいれ使います。

素早く振って頭の上から、体の周りに、または空間に対してしゅっとスプレーしましょう。

精油をティッシュペーパーやハンカチに1〜2滴垂らして、デスクや枕元に置くだけでも。

 

 

2:アロマポットやアロマ加湿器でお部屋ごと芳香

市販のアロマポットや、冬なら精油を使える加湿器に、数滴垂らして使います。

種類にもよりますが、お部屋に広く香りが行き渡り、おすすめの使い方です。

 

Photo by Jopeel Quimpo on Unsplash

 

 

3:お風呂や洗面器にたらして優雅な時間に

リラックスタイムのお風呂に精油を使うと、湯気が香りを運んでくれるので、とても優雅な気分に。

一握りのお塩に、精油を3〜6滴たらして、湯船に浸かりながら入れるのがお勧めです。

 

忙しい時は、洗面器に適温のお湯を張り、そこに精油を1滴垂らして、手や足を浸したり、湯気を軽くお顔にあて、香りを楽しむのも良いです。

 

Photo by Conscious Design on Unsplash

 

 

 

他にも、マッサージやトリートメントなどの方法もありますが、精油は、医薬品ではないということと、植物を凝縮させたエッセンスのため、知識がないまま使うとと、かぶれの原因になったり、体質に合わないこともあるので、専門家や、プロのアロマテラピーに従事したお店など以外は行わないようにしてくださいね。

 

精油に対しての注意↓

https://www.aromakankyo.or.jp/basics/safety/

出典元:(公社)アロマ環境協会

 

 

 

【精油と陰陽五行論の関係】まとめ

陰陽五行論をひも解くと、 日々の生活の根底を流れる思想を知ることができ、自然と調和して生活することにつながります。

 

そして自然界と人間の関わりの深さを感じることができます。

 

東洋医学である陰陽五行論の考え方で、精油を正しく使い、心身のバランスを整えるサポートとして取り入れてみてください。

 

陰陽五行とアロマテラピーがきっと健康で楽しく充実した毎日を送るための、エッセンスとなってくれることでしょう。

 

 

【参照:出典】

陰陽五行でわかる日本のならわし 長田なお著 淡交社

陰陽五行と日本の民族 吉野裕子著 人文書院

アロマテラピーのための84の精油 ワンダ・セラー著 高山林太郎訳 フレグランスジャーナル著

https://www.imsi.co.jp/course/aroma/dynamic.html

https://www.aromakankyo.or.jp/basics/oil/

https://www.shien.co.jp/act/d.do?id=30030

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